【7月19日 山羊座】怖かったのは、傷じゃなくて気持ちを見せることだった

静かな朝。ベッドの中でスマホを握りながら、昨夜のメッセージをぼんやりと見つめる。

既読のまま、返せなかった返事。「今度、会えないかな?」という言葉に、胸が少しだけ締めつけられた。

「うれしい」と思う気持ちよりも先に、「どう返せば正解なんだろう」と考えてしまう。

山羊座のあなたは、いつも冷静で、理性的。それは、自分を守るための習慣でもある。けれど、その慎重さが、時に恋の歩みを止めてしまうのだと、あなた自身もわかっていた。

 

午後、ふと会話の途中で沈黙が訪れた。
相手の目が、あなたをじっと見ていた。「本当は、どう思ってるの?」という問いかけが、言葉にならずに伝わってくる。

でも、うまく答えられなかった。
何かを言って、壊れてしまうのが怖かった。
「好き」と言うのが怖いわけじゃない。
“伝えたあとの反応”が怖いのだ。

そのために、あなたは長い間、感情の輪郭を曖昧にしてきた。笑顔を作ることも、あえて無表情でいることも、“安全な距離”を守るための選択だった。

でも今日は、そんなあなたの姿が、“無関心”と誤解されてしまった。その瞬間、心の奥で小さな痛みが走った。

 

夜、誰もいない部屋でふと口にした言葉。

「本当は、もっと近づきたいんだよ」

誰にも届かないその声に、自分でも驚いた。

感情を抑えて、傷つかないように生きてきたけれど、

実はずっと、抱きしめられたかった。
気づいてほしかった。
求められたかった。

それなのに、自分がその扉を閉ざしていたことにも、ようやく気づいた。そして、そこに必要なのは、“完璧な強さ”ではなく、ほんの少しの、“勇気ある脆さ”だった。

 

深呼吸をして、スマホを手に取る。
短いけれど、素直な返事を返してみた。

「わたしも、会いたいな」

送ったあと、心臓がドキドキする。

でも、そのドキドキは、不安よりも「やっと動けた」という安堵に近かった。

完璧じゃなくていい。うまくできなくてもいい。

むしろ、その“隙”のある自分こそが、誰かの心に触れるのかもしれない。そう思えたとき、あなたは一歩、確かに前へと進んでいた。

 

今日という日は、あなたにとって“試される日”だった。でもそれは、誰かとの勝負ではなく、自分自身との対話だったのかもしれない。

「どうしたら、もっと近づける?」

その答えは、ずっとあなたの中にあった。強がらないで、ほんの少し、心の扉を開いてみること。それだけで、関係は変わり始める。

そしてもし、また心がすくんでしまったときは。
あなたの“本音”にやさしく触れてくれる場所があります。

『てのひらのことだま』では、強くあろうとして疲れたあなたの心に、そっと寄り添ってくれる占い師が待っています。

完璧じゃないあなたを、そのまま受け止めてくれる時間が、ここにあります。

今夜は、自分を許して、一歩踏み出したあなたを、たくさん抱きしめてあげてください。

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